異業種から介護の世界へ飛び込んだというM.A.さん。「利用者様と会話を楽しんでいる時間が好き」と笑顔で話す彼女の趣味は、意外にも自らカスタムしたクルマでのドライブ。クルマに興味を持ったきっかけや、愛車をカスタムすることの魅力、さらには、ヘルパーの仕事がきっかけで好きになったという料理についても伺いました。

「高校生のとき、たまたま街で見かけたクルマがとてもかっこよくて、車種を聞いたらトヨタのクラウンだったんですね。それで友人に『クラウンってクルマがかっこよくてね』と話をしたところ、その子の知人が『クラウン好きが集まるオフ会に参加してるから一緒に行かない？』と誘ってくれて、何度か通ううちにどんどんクラウンの魅力にハマっていきました。クルマのカスタムって、好きなクルマを自分色に変えていけるという魅力があるんです。人によってカスタムの方法や視点も違うので、とてもおもしろいんですよ（笑）」

「自分もいつかクラウンを手に入れて、カスタムしてみたい」という思いが沸々と湧いてきたM.A.さんは、ついにクラウンを購入することを決意。しかし結果は思いもよらない方向へ。

「意を決して姉と一緒に販売店に行ったんですが、お店がまさかの定休日だったんですよ（笑）。別の日に買いに行けばよかったんですけど、姉に『今日決めないならもう付いていかないよ』と言われてしまって、泣く泣くクラウンを断念。平成26年式のマツダ・アクセラを購入しました。前のオーナーさんがある程度手を加えていたので、自分では外装をメインにいじっています。休日はカスタム仲間のガレージでメンテナンスをしたり、友だちとドライブに行くことが今の楽しみです。でも、やっぱり夢はクラウン。がんばってお仕事をして、なんとか手に入れようと計画中です」

M.A.さんのもうひとつの趣味が「料理」。ヘルパー業務のなかで、利用者様のご自宅で料理を作りはじめたことがきっかけで、腕を磨いてレパートリーを増やすべく、現在も猛勉強中なのだそう。

「異業種からヘルパーのお仕事をはじめたこともあって、料理の経験は浅いんです。でも、いまは利用者様と会話をしながら料理をしている時間がとても楽しくて。まだまだレパートリーが少ないのでレシピを見ながら作ることの方が多いですが、いつかはありあわせのもので手際よく作れるようになりたいと思っています」